歳を取るに連れて、誰かが亡くなると言う話しをよく聞くようになった。

大学生の序盤から、人がなくなるという話しをよく聞くようになったと思う。
地元の友人の結婚の話しが出てきたら、ちょっとは焦る。だが、そこまで、悲観的にならない。
誰がなくなるという話しを聞くと、妙に嫌悪感を感じる。オレは、悪くない。
じぃちゃんやばぁちゃんだったら、寿命といった形でなんとか割り切れる。


でも、若い人や父・母といった世代の人たちの他界の話しを聞くと、憂鬱になる。
オレはこの話しを聞くと、一日、嫌悪感に悩まされつづける。翌日には、ケロっとしてるけど。
この2年間で、研究室の先後輩のご両親が亡くなった。オレと同世代の両親がなくなった。
オレは自分の両親の死と自分の死について、敏感にならざるを得ない。
統計として平均寿命は延びてるから、誰かが死ぬなんて無頓着だった。
でも、世の中では歳とか関係なく、死んでいってるだ。