正直、人を信頼できない。

教授から毎度のことで、抽象的なアドバイスをもらった。
いつも抽象的なアドバイスだから、私は困る。この人は、曖昧なことしかいえない。
そのアドバイスは私の研究についてで、私はアドバイスを元に具体的にしなければならない。
私の偏差値の悪さ、頭の悪さもあって、その具体化した案は脆くも崩れ去った。
どうやら、お気に召さなかったようだ。


この研究室について散々あきれていたが、このアドバイスでその思いが助長した。
オレは教授を絶対に信頼できない。
具体的なアドバイスをなしに、オレらは何もできない。オレらというのは、研究室の生徒。
やれ!!というアドバイスだけで、何も教えちゃくれない。
これが全国の大学の普通の研究室の実態だとしたら、あきれて物が言えなくなるだろう。
私の研究室が最底辺の研究室であることを祈る。


私の研究室では、統計的な手法を利用している。例えば、回帰分析・クラスター分析など。
そんなことを一切教えずにやっている。卒業生は、t検定やf検定などは知らないだろう。
また、教授自身がパソコン音痴なのにもかかわらず、生徒にパソコンの理解度を要求する。
この人は頭がいいかもしれないけど、人からは信頼されにくいだろうと思った。


人生をほぼ学校で過ごしてきた自分にとって、年長者と接する機会が少ない。
特に、尊敬できる人間が皆無だった。頭がいい人は、たくさんいたかもしれないけど。
でも、去年、バイト先でお世話になった人は、尊敬に近い感情を抱いた。
働くならば、この人の下で働きたいと思ったほどだった。信頼できた。
自分のために時間を割いてくれる感じもあったりしたり、何より態度が真摯だった。


将来、何かビジネスをやりたいなと思ってる。自分自身で何かを創造してみたい。
けど、如何せん、頭が悪い。そしたら、どうしたら、いいだろう。
人から信頼を勝ち得る人間になったら、ビジネスがうまくいくと考えた。
私の教授のようではなく、バイトの上司のように。